いきなり大病院に行くと、改定され金額が上がった選定療養費！が掛かり1回の受診で1万超えになるのは、なぜかご存じですか？初診料＋処置料金＋時間外加算＋特別な料金となるのです。
紹介状がないと平日や時間外診療などの診察代に、プラス自費の7,700円以上になります。本当に高いと思いますよね。
もし、急に病気になった時や倒れた時どうすればいいのでしょう。払ってでも診てもらう？それとも払わずにすむ、手順をで受診する、どちらを選びますか。急な事で慌てなくていいように、知っておくことが大事です。
ここで分かること・知っておくべきこと
- 中核病院・大病院で紹介状がない場合の料金
- なぜこの制度があるのか
- かかりつけ医制度とはなにか。
- 紹介状がない場合どうすればいいのか手順
- 選定療養費の疑問・Q&A・徴収される？されない？例
特別編：連休中にコロナで受診したい場合は？
別ページにて
休日夜間に中核病院・大病院受診するといくら掛かるの？
平日料金も合わせて改定された料金について説明
医療事務やクラーク（医師助手）をしていた時から、よく問い合わせがありました。なぜお金が掛かるのか、間違っているなどのご意見もあるほどです。
受診した際に金額にびっくりしないようにしましょう。
お子様やご高齢の方が一緒の方は、より一層急病で急ぎ対処も必要になりますので、是非最後まで読んで役立てて下さいね。
※ここでは、診療情報提供書のことを、分かりやすく紹介状と書いています。
紹介状なしで中核病院・大病院の受診で掛かる料金・負担増＜選定療養費＞
選定療養費は、特定療養費と同じと考えて良いです。テレビでも紹介されました。
選定療養費には、初診時選定療養費に再診時選定療養費・そしてあまり知られていない時間外選定療養費があります。時間外選定療養費は、よく勘違いする点があり負担する方が多いです。
選定療養費とは
《初期の治療は地域の医院・診療所などで、高度・専門医療は病院（200床以上）で行う》
病院と医院・クリニックの違いを明確にすることにより、地域医療支援病院や特定機能病院がより高度な医療がスムーズに診療が行えるようになるのです。
★選定療養費の料金や内容はこちら★知ってる？大きな病院受診の時あれがないと掛かるお金【選定療養費】
2022年10月に改定されて少し厳しくなった内容です。平日・休日夜間受診で
勘違いで高い支払いになることも・・。なぜ掛かる？いくらかかる？注意点などをお伝えしています。支払いの対象にならない方をピックアップ
なぜこの制度があるのか。紹介状が必要なのか
- 急な発熱や風邪、体調不良は、休日夜間の急患診療所などの一次救急
- 入院が必要なくらいの重病は当番病院の二次救急
- 重篤な生死が問われるような重病の場合は、三次救急
というように、役割分担することにより、より的確に負担が偏ることなく、地域医療の支援制度となってます。本当に救急医療を必要としている方が、適切に医療を受けられるようになっているのです。
急を要さない方が、救急外来へ受診する事により重症の方の対処が遅くなる可能性がでます。
セルフメディケーションも、推奨されていますね。市販の薬で対処できるものは、自分でケアする目的です。
しかし、強い薬も販売されていますので、必ず安易に購入せずに薬剤師や登録販売員に相談しましょう。
かかりつけ医とは何？メリット
かかりつけ医を主治医と勘違いしている方も、おられると覆います。違いが分からないなどもあると思います。
かかりつけ医を見つけなさい、もちなさいと言われるが、どうすれば良いのか分からないもの。実際には定義もないのです。
- 体のことをなんでも相談できる
- 必要に応じて専門医を紹介してくれる
- 自身にとって身近な頼りになる医師
で、一番最初に掛かる地域の医療機関のことです。
注意：中核病院・大病院に通院しているからと言って、かかりつけ医とは、なりません。
主治医とは、内科や外科などそれぞれの病気について、責任をもって担当する医師のことです。
１・気軽に相談できる。予防接種・検診なども対応
２・様々な病気や問題に対応し専門医に紹介してくれる
３・連携・協力に積極的で地域の介護や福祉や他の医院と連携が取れている
４・継続して受診できる。子供から高齢者になるまで安心できる
平日や休日・夜間に受診したい時おすすめ手順＜選定療養費負担＞コロナも対象？
平日の通常診療時間帯に、地域の医院や診療所・クリニックを受診することを推奨しています。皆さんで協力していきましょう。
困るのが、休日や夜間です。
休日は必ず地域の小さな医院が、交代で当番で診察を行っています。調剤薬局も同様にその医院の側の薬局が開局するようになってるのです。休日は当番医を利用する。
開院時間は、それぞれの医院の決定によりますが、朝の8時から6時半までの間になっています。少しでも体の不調を感じたら、夜間にならないように早めに地域の医院を受診しておくことが大切です。
特に持病をお持ちの方などの休日前・連休前には、症状を悪化させない早いの受診をオススメします。
また、受診しているが連休にどうしても悪化しそうな時、急変が予測されそうな時は、かかりつけ医で紹介状を書いてもらっていると安心です。時間外診療になると、時間外選定療養費が掛かるようになるので、処置をしてもらうなどの指示の紹介状が必要です。
コロナの場合は、保健所や受診相談センターに連絡し受診する病院をピックアップしてもらい、受診するようにしましょう。
選定療養費制度のQ＆A・疑問・不要不急の119番
まだまだ疑問がある。
今、中核病院・大病院に通院しているの私が、休日夜間に受診したら？かからないですよね？
それと平日の診療時間内受診して、他科も受診した場合は？
それは、間違い！医師の処置する必要があると指示があった場合などの
例外がありますが、料金がかかります。
また、他科受診についても、院内で医師同士の紹介がない場合は、負担が必要です。
その例外、算定されない事とは？どんな時
掛からない当てはまらない時は
１．緊急を要する重症 ２．そのまま入院した ３．労働災害・公務災害・交通事故
４．検診で精密検査になった方 その他などです。
こどもの医療費免除の制度あるからお金掛からないんじゃない？？
こどもやひとり親医療費免除の受給者証があっても、
お金は掛かり選定療養費は無料にはなりません。
受給者証にある疾病で受診する方は、診療時間内であれば対象外になります。
休日夜間の時間外診察を受けるけど、通常の診察のように受診できる？
ついでに持病の長期処方ほしいの
それは違っていて、救急外来なので対処の応急処置や
投薬もその日の分または通常診療までの2～３日分となります。
救急車で行けば掛からない？
医師の診察し軽症や中症状ならば、処置をし帰宅となり料金が掛かります。
医師の判断で重症でないと判断されると料金必要です。
重症ならば掛からずに、また入院となるほどならば掛かりません。
かかりつけ医がないと、紹介状を書いてもらうためと
大病院での初診料が2回もかかるから、高くなるのでは？
そんなことはありませんよ。
初診料ですが288点、3割負担で860円となり、紹介状（診療報酬情報提供料）は
250点で3割負担は750円です。
その他状況によって、加算が付きますが2カ所行ったとしても、
3000円～3500円前後くらいになります。
高齢者やこども受給者証の方は、それ以下の金額または無料になるので、
紹介状がある方がお得です。
※2022年4月点数改正による点数！
よく勘違いりちゃうのが、連休で持病で苦しいや何も食べられないなど症状悪化も、救急外来へ行ってしまいがちですが、重症とはないません。医師からすると軽症や中度になるのです。
患者側からすると急を要しますが、医師が診察をすると急を要しない・緊急性はないとなり、7,700円が掛かります。
特別篇：コロナの時は、どうなる？負担料金
❓保健所や受診相談センターに問い合わせし、医療機関の案内を受けた中に
200床以上の病院があった場合にその病院を選択した場合
支払いを求めない。
「保険医療機関が直接受診をする必要があると認めた患者」の取り扱いになる
新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的取り扱いの事務連絡＜初診時選定療養費＞
この際も、陥りやすいのが時間外選定療養費の診療です。詳しくは関連記事
紹介状なしは負担増、平日や休日夜間の選定療養費の制度や料金の疑問についてのまとめ
ポスターには休日夜間の時間外のこと、書いていない病院もありますので気をつけましょう
新しく金額や内容の改正された選定療養費です。以前もありましたが、中身を見ると2022年10月からは厳しい内容となっていますので、気を付けて紹介状を持参する方が良いと分かりました。
近年の医療崩壊のこともあり、大病院の医療ひっ迫は重症患者や緊急患者の対応に支障が出てしまっていることもあって、地域医療をまもるための内容です。なので、しっかりと把握し協力していきたいですね。
大病院を通院中だからと言って、かかりつけ医とはなりませんので、休日夜間の時間外を受診すると7700円の負担が必要となります。
平日も休日も、かかりつけ医や休日当番医を受診して、紹介状を必ずもらい受診しましょう。
